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3層ダンボールの断面

アメリカで開発された強化ダンボールの1つ"3層ダンボール"は、断面を見るとAフルート(5mm)が3段重なっていることから別名"AAA段"とも呼ばれています。

これはただ普通のAフルートを3段重ねているのではなく、ライナーや中芯には厚さが通常の2~3倍ある強度の高いダンボール原紙が使われているために、ダンボール全体の強度は6倍~10倍にまで高まっています。

またダンボールは水に弱いという弱点があり、湿気によっても強度が多少落ちてしまいますが3層ダンボールは耐水性の接着剤を用いて、ダンボール原紙にも強耐水加工をほどこしてあるために少々の水ははじき飛ばしてしまいます。

そして単価は通常のダンボールの10倍程度になりますが、木材の代替品として用いられるのが殆どあることを前提に考えてみると、価格も木材よりも安い上に、軽くて持ち運びが簡単で作業効率が高まったり、運送料を削減することができたり、保管を容易にしたりと木材のメリットをはるかに超えるものをもっていて、結局は高いどころか経費削減に貢献しているのが分かります。

日本では1974年から3層ダンボールの本格的な生産が始まり、今では機械や自動車部品、コンピュータ、金属製品などを国外に輸出する際の梱包材としても利用されていますが、船や飛行機の輸送料が安くなっただけでなく、輸入国への害虫の侵入を防止するために義務付けられた木材の梱包材に対する燻蒸処理も必要なくなって、輸出にかかるコストもかなり削減されることになりました。


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