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Fフルートの断面

ダンボールに使用されるライナーや中芯の原紙の品質はJISで規定されていますが、"Eフルート"、"Fフルート"、"Gフルート"などのマイクロフルートは日本国内で各製紙メーカーが独自に開発したものですのでJIS規格はなく、厚みや中芯の波の数などはメーカーによって少しずつ異なっています。

"マイクロフルート"の1つ "Fフルート"の断面は、厚みが約0.6mm、中芯に30cm当たりに約126個の波があり、小さい箱を作る場合やEフルートよりも中芯部分を目立たなくしたい時に適しています。

そして中芯の波の数が多くてライナー部分の平滑度が高いために、精密な表現が可能なフレキソ印刷をすることができます。

これまでダンボールの弱点と言えば、印刷に適していなくて美粧性が低いことが挙げられていましたが、このような"マイクロフルート"が開発されることによってそれらは見事に改善されてダンボールの格は一気に上がりました。

ちなみに"フレキソ印刷"というのは、フレキシブル(柔軟)で弾力性のあるゴムや合成樹脂の版にアニロックスロールというローラーで液状のインキをつけて印刷物に押しつけるというシンプルな印刷方法で、版から直接印刷するのではなく一度ゴムのブラケットに転写したものを紙に印刷します。

さらにインキも環境にやさしい水溶性のものを使うことができたり、版が柔らかいので紙面が少々凸凹していても、また弱くてもきれいで繊細な印刷が可能ということで次世代を担う優れた印刷方法として注目されています。


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