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Wフルートの断面

"Wフルート"はその断面を見ても分かるようにAフルートとBフルートがくっついたタイプで、別名"ABフルート"とも呼ばれかつては重量物の梱包や、輸送の際の荷物の一番外側を梱包する外装箱としてよく使われていました。

また2段になっていて"緩衝性"が高いことから、通常よりも意識的に材質を落として価格的にあまり負担がかからないようにしておいて厚みのあるWフルートを利用するというケースもありますが、最近ではダンボール原紙の材質を強化できるようになったことでAフルートにとって代わられ、需要が減ってきています。

古紙の含有量を減らしたり、加工を施したりしてダンボールの強度を高める技術が発達することにより、2種類の中芯を貼り合わせた"Wフルート"はメリットも非常に中途半端なものとなってしまいました。

そこでWフルートの良い部分だけを残して、"Nフルート"という新商品が開発されました。

これは5枚のダンボール原紙によって作られてWフルートの強度を、同じ8mmの厚さで上下のライナーと中芯の計3枚のダンボール原紙によって実現させたもので、より環境負荷の少なく、より軽い地球環境にやさしい世界初のダンボールであると称賛されています。

具体的には、ある工場でWフルートの4か所ある接着面を貼り合わせるために重油や電力を使って数台の機械を稼働させる必要があったのが、"Nフルート"が開発されたことによって糊の使用料は約50%減り、貼り合わせの為に稼働させる機械も1台で済むようになったと言われます。


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